2007年6月19日(火)15:01

EU消息筋:「メルケル首相はポーランドに対決姿勢で臨む」

AFP

EU憲法をめぐる論争で、ドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟)はポーランドに対し強硬姿勢を崩していない。これは議長国ドイツが火曜日、シェルパと呼ばれるEU加盟27ヶ国の専門家によるブリュッセルでの会合に向けた文書から明らかになった、と複数のEU外交官は認めた。メルケル首相はこの文書で、はじめてEU憲法に関する重要な論点を挙げ、この点に関し、EU各国首脳の全権を委任された政府協議で修正を図るとしている。この文書によれば、メルケル首相は憲法で定められた票決方式を変更するつもりはない。一方ポーランドは、ドイツに対する自国の比重が高まるように、持ち票の再配分を要求しており、この要求が容れられない場合は、拒否権を行使して決定を阻止する意向である。

原題:EU-Kreise: Merkel geht gegenueber Polen auf Konfrontation




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